020:涼宮ハルヒの消失
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 文庫
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なるほど。世評高いわけがわかりました。
確かに見事な複線張り、難解にみえつつ実はそれほど難解ではない構造。構造構築自体に主眼を置きがちで、その結果内容がぐだぐだになるのがSF小説なわけですが、ラノベという制約でSFはそれっぽい世界演出の道具に成り下がっているので、実にきれいにまとまっています。
有川浩の空の中、続く海の底、図書館戦争はラノベ→一般文芸への進出ということで話題になっているそうなのですが、それは一般文芸とくくられるものがぐだぐだになりすぎて自縄自縛になっちゃっているからなのかなぁ。まあ、それほど小説読んでないんで知らないですけど。
個人的には一巻の憂鬱が一番好きなんですけどね。
はてな年間100冊読書クラブ020/100