008:マルドゥック・スクランブル 圧縮

久々に燃えた。
疾走感がある物語に引き込まれて、コーヒーショップで読了してしまった。*1


命を狙われ、その危機に対して自ら対決していきながら自分が何ものかを自問する少女と、その少女に力を貸す兵器として生まれたという過去を持つウフコック*2
これはレオンの構図といっしょだ。戦わなければならない少女と、過去を持つ男という関係性。
それだけで自分のツボにはまっているのだが、戦闘シーンも良い。テンポ良く進む戦闘シーンに引き込まれてしまう。せっかくのコーヒーが冷めてしまったほどだ。読んでる最中、頭のなかで銃弾が飛び交っていた。とにかく爽快。
後、登場人物の性格がことごとく変というのも大変よろしい。人体フェチ5人兄弟とか狙いすぎで、たいへんよろしい。


いやー、今日カゼで寝込んでなかったら即続刊を読んでいたのに。2,3巻もこのテンションでいってほしい。

それにしても、オレはどんだけハードボイルドが好きなのだろう、ってのを実感できた小説だった。


はてな年間100冊読書クラブ008/100

*1:最近本はコーヒーショップで読むことが多い。家にいるとネットしてしまうから

*2:しゃべるネズミ。普段はネズミの格好をしている