025:硫黄島栗林忠道大将の教訓

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映画『硫黄島からの手紙』で広く名が知られることになった栗林大将(一般的には中将として知られる)についての本。栗林大将の硫黄島での奇跡的な敢闘が、その後のポツダム宣言等の日米関係に多大な影響を与え今日の復興繁栄した日本の礎となった。そのことを忘れ、知らない現代の人々に対して硫黄島で行われた敢闘を紹介し、なぜそのような悲劇的な敢闘を行わなければならなくなったのか。日本軍の宿痾を分析し、現代にも通ずる日本の組織の欠点を述べていく。過去の対戦から学び、これからに生かしていくことが、あの硫黄島で散っていった英霊に対しての供養であると。

小室直樹の本はたいていチェックしているのだけど、これは知らんかった。本屋で見かけ即購入。大東亜戦争に関する考察に関しては他の小室直樹の本とかわらないが(大東亜戦争、こうすれば勝てた (講談社プラスアルファ文庫)とか)硫黄島の方はくわしく知らなかったのでおもしろく読めた。[rakuten:book:11505340:title]の方も読んでみよう。

はてな年間100冊読書クラブ025/100