002:生協の白石さん

生協の白石さん

生協の白石さん

まず思うのは、大変なんだろうな、ということ。大学内の話題になるだけならまだしも、本になって取材が来るまでの騒ぎになったのだ。
対外的に評価されていることでも、それが組織内での評価につながるとは限らない。むしろやっかみの対象になったり、まじめな人からちゃらちゃらしてないで本来の仕事しろみたいな視線を感じたりする場合が多々ある。


有名になった後も、変わらず同じ活動ができる生協という職場。
儲けではなく組合員のために、という理念は、そりゃ理念でしかないのだけれども、白石さんは生協という職場で働いていて、今も一言カードを書き続けることができる。


トイレに本をセットしてあるのだけれども、この本はトイレで読むのに最適の本だった。1ページごとに独立しているので短い時間で読みやすい。
読みやすくて、あっという間に読んでしまった。後釜に評論の本を置いたのだけど、やはりトイレで読むには適さない。ワンセンテンスが長すぎる。用を完全に足し終えてしまう。
トイレ用の本をもっと調達すべきだと思った。中谷彰宏とかぴったり。


あと私は対外的に評価されたことがない。
この感想は書評子7大格言のひとつ、見てきたようにうそを言い、によって作られている。まとまった書評にするときがあれば、そのときはこんないいかげんな嘘を含む断片メモではなくて、ちゃんとした大嘘になっているであろう。


はてな年間100冊読書クラブ002/100