015:ウェブ進化論
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
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おもしろく読んだ。
けど結局私とは遠い話だよなぁとも思った。富とか愉快なものとかもろもろのものが“あっち側”に行くのだろうけど、どこまでいっても私はこっち側の人間だろうし。そしてこっち側の人間の方が当分の間は多数派だろうし。
この本読んだからって、あぁ時代が変わるどうにかしなきゃ!とか普通の人は思わんでもいいよな。まあ、この本の主なターゲットは、いつまでいっても消費者でしかない人じゃなく、意識はこっち側でもあっち側と否応もなく戦わねばならなくなるビジネスの人とかなんだろう。
ビジネス書でも、悲観論とか重箱の隅つつき話より前向きな話が好きなので、オプティミズムで貫かれた本書は読んで心地が良かった。
すごいよな、と思う。
もし、革命と表すべき大変化がこれから本当にやってくるとしたら、今現在ネット分野で優位に立っている人があっという間に優位でも何でもない過去の人になってしまう可能性が高いのに、それを前向きに希望を持って語るというのはオプティミズムすぎる、とウェブの長文を嫌い紙の本をこよなく愛するアナログな私は思ってしまう。
メモメモ
P.154の
受動性という面でのブレークスルー
ってのは確かに。
というか私は待ち遠しい。私にとってネットはひまつぶしなので*1自分から能動的に情報を探すのがめんどい。
世の中ネットを使っていてもgoogle様なんて知りもしない層はいっぱいいるので、おいしいと思うのだけどなー。
はてな年間100冊読書クラブ015/100