はてブに関する雑感
似非原さん(id:nisemono_san)のブクマがおもしろいな、と思う。
気の向くまま風の向くままにブクマしているのだが、先日良さげなテーブルクッションのページをブクマしたのだけどいつの間にかクリップしているのが2userになっててへーと思った。自分以外にもこの商品気に入った人がいたんやなー、と嬉しかったのでじっくりと似非原さんのブクマを見たんだけど、すごい量だ。
その時興味を持ったものについてのブクマが多いので何に興味を持っているかわかるのだけど*1、そういった自分の巡回先や調べ物ではないブクマ*2がポンッと混ざっている。そりゃ気になった記事をクリップするのがあたりまえだからそういうのも混ざっているのが当然なんだけどね。なんとなくブクマの流れ*3からいうとノイズみたいなクリップがあるように思った*4。
http://fragments.g.hatena.ne.jp/nisemono_san/20060313/1142252730
「読むに値するエントリ」をお前らもっと読ませろよというのは間違っていると思った
つまり1Userのログをチェックするという形でやろう
最終的には1Userリーダーに出てくるエントリがことごとくつまらなくなればいいと思う
ここらへんが要因なのか。
http://tosaku.sakura.ne.jp/lab/1user/
はてなブックマーク
たまーにはてなブックマークの注目エントリーやホットエントリーがつまらなくなったという声を聞くのだけど、よくわからない。
つまらなくなったということは前はそんなにおもしろかったのだろうか。私は夏くらいからブクマをはじめたような気がするのだけど、それほど変わったようには思えない。
いまだにソーシャルブックマークとは何か?ってのがさっぱりわからないのだが、不特定多数の参加者が自分の好き放題クリップすることが結果的に良い記事にブックマークが集まり、集合知が発揮されるみたいなものなのかなー、と今のところは理解している。それって経済学の自由市場への信頼と同じようなものか。
まあ、個々人の自由勝手な行動の集合が最適解を導き出す自由市場のような効果が出てくるには、現実には参加者が少なすぎるのでむりだろうと思う*5。
何が言いたかったのだろう
思いつかない。とりあえず似非原さんの試みってのはすごくおもしろいし、つまらないという声に対してすごく有効なんじゃないかと思ったので書き出したのだが、結局自分にとってそれがどういう事かはわからないや。
015:ウェブ進化論
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
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おもしろく読んだ。
けど結局私とは遠い話だよなぁとも思った。富とか愉快なものとかもろもろのものが“あっち側”に行くのだろうけど、どこまでいっても私はこっち側の人間だろうし。そしてこっち側の人間の方が当分の間は多数派だろうし。
この本読んだからって、あぁ時代が変わるどうにかしなきゃ!とか普通の人は思わんでもいいよな。まあ、この本の主なターゲットは、いつまでいっても消費者でしかない人じゃなく、意識はこっち側でもあっち側と否応もなく戦わねばならなくなるビジネスの人とかなんだろう。
ビジネス書でも、悲観論とか重箱の隅つつき話より前向きな話が好きなので、オプティミズムで貫かれた本書は読んで心地が良かった。
すごいよな、と思う。
もし、革命と表すべき大変化がこれから本当にやってくるとしたら、今現在ネット分野で優位に立っている人があっという間に優位でも何でもない過去の人になってしまう可能性が高いのに、それを前向きに希望を持って語るというのはオプティミズムすぎる、とウェブの長文を嫌い紙の本をこよなく愛するアナログな私は思ってしまう。
メモメモ
P.154の
受動性という面でのブレークスルー
ってのは確かに。
というか私は待ち遠しい。私にとってネットはひまつぶしなので*1自分から能動的に情報を探すのがめんどい。
世の中ネットを使っていてもgoogle様なんて知りもしない層はいっぱいいるので、おいしいと思うのだけどなー。
はてな年間100冊読書クラブ015/100