014:スペースシャトルの落日

スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~

スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~

スペースシャトルは設計思想から間違っていたもので、その存在はアメリカのみではなく世界各国の宇宙事業に悪影響を与えたというのが本書の主張です。

結構衝撃だった。
ガキの時、オレが大人になるころには宇宙に誰でもいけるようになっているんだろうな、という夢のこもった目でスペースシャトルを見てたもんだ。それが大人になってもいっこうに宇宙は近くになっていない。おかしいなぁと思いつつも今だアトムも丸っこい未来都市も生まれてないし、しょうがないんだろうなあ、と思ってた。
それがスペースシャトル自体が宇宙開発遅延の元凶なんだときた。スペースシャトルへのあこがれがあるから納得したくないんだけど、なんというか、あぁなるほど、と思ってしまった。
そういやスペースシャトルじゃないけど、あさりよしとおHAL―はいぱああかでみっくらぼ (1) (Gum comics)でも再利用可能なスペースプレーンへのつっこみが入っていたっけ。結局コストが安くなっていないって。

うーん、ほんとだったらショックだなぁ。


はてな年間100冊読書クラブ014/100